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第三章 校门口的等待
第三章 校門での待ち
その日から、南条は校門に現れた。
道を塞ぐわけじゃない。少し左に寄った位置に立っている。遅刻してくる天気を待っているみたいに。葵が右から抜けようとしても、彼はかばんを受け取った。あまりに自然で、見ている者ははやし立てようがなかった。
「重い。」彼女は言った。
「好きは、もともと重い。」南条の返事は平坦だった。「ゲームは、その重さを先に机の上へ置いただけだ。」
葵は彼の横顔を見つめた。ふとわからなくなった。あのときルーレットがあのマスで止まったのは偶然なのか、誰かが指先で縁をそっと押したのか。
彼女は聞かなかった。聞いたら、それはもうひとつの告白になる。