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序章 真心话大冒险
序章 真実か挑戦か
真実か挑戦かは、空き教室のいちばん後ろの列で行われていた。罰ゲームはたいてい、コンビニでアイスを買ってくることだった。
その日、ルーレットが止まったのは「南条誠に告白する」。クラス全員が「おおー」と声を上げた。花火を見るときのように。
霧野葵は立ち上がった。椅子がまだ自分にくっついている気がした。南条は窓際に座っていて、ノートは丁寧に書かれている。彼女のほうは見ていなかった。
「好きです。」彼女は言った。自分でも嫌になるほど、はっきりした声で。「ゲーム、終わり。」
終わるはずだった。笑い声が、その一言を流してくれるはずだった。
南条は顔を上げ、彼女を二秒見て、うなずいた。「ああ。」