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第三章 花园的一部分
第三章 庭の一部
観察手記の一ページ目は、風が書く。日付、湿度、夜咲きの花の開閉時刻。二ページ目は、春が書く。先輩は今日、帽子をまっすぐにかぶっていたか。
「このページは科学じゃない。」風は手を伸ばし、破ろうとした。
「このページは園芸です。」春は紙を押さえた。「園芸には、育てる人を世話することも含まれます。」
温室のガラスが、夕陽を小さな切れ端に切り分けた。風はそのページを破らず、脇に一行だけ足した。土壌の状態――安定。少し口が多い。
夜咲きの花は、三十分早く開いた。春はそのことも記し、備考に書いた。心拍と関係があるかもしれない。