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序章 工时表与龙息
序章 勤務表と竜の息
琥珀亭ギルドの勤務表は安い麻紙だ。インクのほうが高い。受付職員の柊真は筆圧が強すぎて、三日もすればペン先を割ってしまう。
誰も知らない。その力の入れようは、欄の下にもう一行を押し込むためだということを。オロ、散歩二十分、火災は起こさず。
指輪は左手の小指に嵌まっている。青銅色で、ついでに買った飾りにしか見えない。親指でひと回りさせるだけで、黄金竜が裏路地の影で欠伸をし、月を半分隠す。
「真、また残業か?」ギルド長が鍵を投げてよこした。「明日はS級の依頼だ。窓口を台無しにするな。」
柊真は頷いた。竜が影の中で寝返りを打つと、ギルドの杯掛けがかすかに鳴った。