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第三章 文化祭摊位战争
第三章 文化祭の出店戦争
文化祭で、クラスはメイドカフェを出すことに決まった。陽太は裏方に逃げて皿を洗おうとしたが、梨香は彼を執事服の中へ押し込んだ。
「リア充は、表に立つ。」彼女は彼のネクタイを直す。「それにあなたは計算ができる。『ご主人様』って叫ぶしか能がない人たちより、よっぽど役に立つ。」
催しが半ばまで進んだころ、隣のクラスのオタクサークルが殴り込みに来て、「限定絵馬」を一枚、賭けの札として出した。梨香が陽太を見る。陽太が絵馬を見る。二人は同時に言った。「受ける。」
勝った。代償は、天海梨香と黒瀬陽太がハイタッチするのを、全校に見られたこと。動きは、百回は練習したみたいに慣れていた。
放課後の屋上。梨香は絵馬を彼に押しつける。「在庫。合法的に入庫。」
陽太は絵馬の裏を見つめた。彼女が書いた一行——『今日もリア充になれなかった。でも、今日は楽しかった』。
風が強い。彼は、何ひとつ柵の外へ投げなかった。